健診結果の活用
2021.08.26

前期健康診断を受診された方の健診結果はいかがでしたでしょうか?
昨年と比較すると、高血圧症の増加とBMIの数値が上昇傾向にあることが分かりました。
高血圧は自覚症状がほとんどなく、放置しておくと、動脈硬化を進行させ、狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患を起こすリスクが高まります。
加齢や遺伝的な要因もありますが、塩分のとりすぎ、喫煙、肥満、運動不足、過量な飲酒、ストレスが多い、などが高血圧になりやすい原因です。
基準値よりも高かった人は、まず減塩に取組みましょう。喫煙者は禁煙を、飲酒は控えめに、適度な運動をしてストレスを解消する、などを実践しましょう。
動脈硬化のリスクが高い高血圧・肥満・脂質異常症の多くは生活習慣を改善することで減らすことができます。
健診結果を有効に活用し、要医療、要精検、要治療と診断された人はなるべく早めに医療機関を受診しましょう。
( 参考資料 : けんぽ協会 健診結果活用のポイント )